現在、このお店で取り扱っているのは皮の手造りかばん。都内にある職人さんの工房で、注文を受けてひとつひとつ手造りで作られます。

「手造り」といっても、カタログを参考に気軽に手造りの良さを楽しむものから、デザインもサイズも自分だけのオリジナル、といった本格派までさまざまなようです。まずは、そのオーダーの方法を教えてもらいました。

『お客さんが欲しいものは何か。』
これを聞かないことには話になりません。店長さんと欲しいものについてじっくりお話ししてみてください。ここから先は、３つの方法に分かれます。

１）カタログどおり
かばん、財布、名刺入れなど、一通り種類の揃ったカタログがあるので、そこから気に入ったものを選びます。カタログどおりなら手造りといっても意外にお手ごろな値段でつくれますよ。

２）イージーオーダー
カタログに気に入ったものが見つかったんだけれど、もうひとつポケットが欲しいな、とか、ひものデザインを変えたいな、とか、とめ具の種類を変えたいな、など、より自分が使いやすいようにカスタマイズできます。店長さんが親切にアドバイスしてくれますし、できるかできないかといったことは、すぐに工房に電話して確認してくれます。カタログの基本のお値段から多少変わりますが、これもすぐに職人さんとお話しして見積もってくれます。

３）フルオーダー
カタログの中に、残念ながら気に入るものがなかった...。そんなときは、一からまったくのオリジナルを作ることになります。たとえば、こんなのが欲しいという写真を持ってくる人もいれば、長年使っていてくたびれてきたんだけど、どうしてもこれと同じものが欲しいといって現物を持ってくる人もいるそうです。また、話を聞いて店長さんと絵を描きながら、デザインやサイズをいっしょに確認し、決めていくこともあるそうです。いずれにしても、店長さんが親切にアドバイスしてくださるので、納得いくまで相談することができますよ。

そんなわけで、今回は編集部のいっちゃんが、実際に名刺入れを作ってみることになりました。