ブラティスラヴァ世界絵本原画展　〜広がる絵本世界

会期 平成17年7月9日［土］−8月28日［日］ 休館日 毎週月曜日 ※ただし、7月18日［月・祝］は開館、翌19日［火］は休館 開館時間 午前10時〜午後6時（入場は5時30分まで） 金曜日は午後8時まで（入場は7時30分まで） 会場 千葉市美術館　7階展示室 観覧料 一　般　　　：800円（640円） 大学・高校生：560円（450円） 中学・小学生：無料 ※（　）内料金は団体30人以上または前売り料金 主　催 千葉市美術館、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会、(社)日本国際児童図書評議会(JBBY) 後　援 スロヴァキア国際児童芸術館、スロヴァキア大使館 協　賛 花王株式会社 企画協力 BIB委員会 同時開催 所蔵作品展「画人たちと千葉」 8階展示室／平成17年7月9日［土］〜8月28日［日］ 千葉市美術館 公式ホームページ http://www.city.chiba.jp/art/

企画趣旨

　ブラティスラヴァ世界絵本原画展は、1967年、当時のチェコスロヴァキアで開催され、現在はスロヴァキアの首都ブラティスラヴァで2年ごとに行われている世界規模の絵本原画展です。本展は、2003年秋に開かれた第19回展より、受賞作品と日本人作家の作品を中心に紹介するものです。

　展覧会は、大きく四つの部門から構成されています。まず第一部では受賞作家の作品を、そして第二部では日本人作家の作品を紹介します。続いて第三部では、「絵本原画の素材と技法」と題して、面白い素材を用いた原画や紙に描かれた原画以外の「原画」を紹介します。さらに第四部では歴代の受賞作家の中から代表的な絵本原画と、絵本だけにとどまらず、絵画や立体、オブジェや陶芸など、豊かに広がってゆく作家たちの楽しい造形世界もあわせて紹介します。

　子どもたちのために作られた絵本ですが、絵本の世界は子どもだけのものではありません。そこには多様な素材、精緻な技法、意外な発想などが溢れ、独自の世界を形作っています。大人も子どもも、揃ってお楽しみください。

展示内容

グランプリ受賞作　出久根育「あめふらし」より　2001年　 出久根育

アナ・ローラ・カントーネ 「とてもおかしな とてもきれいな花嫁さん」より 2002年　 Anna Laura CANTONE	飯野和好「赤ずきん」より 2001年　 飯野和好	イソル・ミセンタ「チクタク」より 2002年　 Isol MISENTA

関連企画

○糸あやつり人形とおはなしによる『赤ずきん』
　人形とおはなし：アセファル／結城一糸　他
日　時：7月30日［日］　午後2時〜3時（開場は1時半）
会　場：美術館　1階さや堂ホール
定　員：150人、無料（高校生以上は本展覧会チケットの半券が必要／未就学児は保護者の同伴が必要）
おなじみの「赤ずきんちゃん」が、江戸時代から続く日本の伝統的な糸あやつり人形となって登場し、物語の世界へ誘います。人形は絵本作家飯野和好氏のデザインによるものです。原画（本展覧会に出品）とともにお楽しみ下さい。
※参加ご希望の方は、往復葉書に住所・氏名・電話番号・年齢・希望人数（1枚につき4名様まで）を明記し、千葉市美術館「赤ずきん係」までお申し込みください。7月11日［月］必着。（希望多数の場合は抽選）

○「絵本を楽しむひととき」
日　時：7月21日［木］、8月2日［火］、4［木］、18［木］、23［火］、午前11時〜（20分程度）
会　場：7階展示室ロビー、無料
当館ボランティアが、今回原画が出品されている絵本を実際に読みながら、えとことばでつくられた絵本の楽しさを紹介します。おもに小学生を対象とします。

○「なが〜いもの、な〜んだ？」
日　時：8月6日［土］　午後2時〜4時（受付開始は午後1時半）
会　場：美術館　11階講堂他　※集合（受付）は、美術館1階さや堂ホール
定　員：定員20組、無料（保護者の方が展示をご覧になる場合はチケットが必要）
小学校低学年の児童とその保護者を対象とした、作品鑑賞と制作のプログラム。今回は、仕掛け絵本のしくみをつかった工作をします。はさみとクレヨンまたは色えんぴつのセットをご持参下さい。
※参加ご希望の方は、往復葉書に住所・氏名・電話番号・年齢（子どものみ）を明記し、千葉市美術館「なが〜いもの、な〜んだ？係」までお申し込み下さい。7月18日［月］必着。（希望多数の場合は抽選）

○その他
市内中学校との連携事業の成果として、中学生による原画・絵本の展示を行います。本展覧会にも原画が出品されている物語（『あめふらし』パロル舎、2001年）をもとに、原画10点を制作し、学校ごとに絵本をつくります。
展　示：8月23日［火］〜28日［日］　7階展示室ロビー（予定）