さて、8階の展示室に上がり、『2003年アートの旅』 展を見てきました。
作品の前に立った時、個々の作品だけで無く、作品を楽しむための環境作り(明暗、遠近、高低)への配慮も同時に伝わってくるので、美術展にあまり行った事のない人でも作品の世界に入りやすいと感じました。
入場の際にはリーフレットが手渡されます。
その解説は、夏休みと言う事もあり子供達への思いが伝わってくる素晴らしい内容でした。難しい言葉を避けたシンプルな表現は力強さも合わせ持ち、大人の心にも響きます。
ただ、心に響くだけに作品に対して先入観を持つ事にもなります。
先入観を持たずに作品に触れたい人には抵抗があるかも知れません。
『音浴的空間』
作品を見てそこから音楽をイメージするのがとても楽しかったです。
作品を見て、自分が感じたり頭の中で流れた音楽と中学芸員たちが選んだ曲やその選んだ理由などと比べると興味深かったですねぇ。
もちろん、音楽が全く流れて来なかった作品もありますがそれも含めて楽しめました。
夏休み企画とは言え子供達だけではなく大人も楽しめます。
家族連れでも楽しめます。みなさんもぜひどうぞ。
※『音浴的空間』について
この展示は、「2003年アートの旅」の関連企画として行われた、ワークショップの成果のひとつなのだそうです。『中学芸員奮闘中』と題して、市内の葛城中学校・都賀中学校・幕張中学校の美術部員が美術館の学芸員に扮し、展示のテーマを考え、作品を選び、展示の作業まで行うというものだそうです。7月23日から4つのグループが2週間ずつ、8階展示室4の展示を担当します。現在は、『音浴的空間』の次のグループによる、『オリジナルストーリー 主人公は君だ!』展が、17日まで開催されています。
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