天津市芸術博物館展

主催 千葉市美術館 会期 平成15年10月11日（土）〜11月24日（月・振替休日） 休館日 毎週月曜日　 10月13日（月・祝）開館、翌14日（火）休館 11月3日（月・祝）開館、翌4日（火）休館 10月5日（日）は電気点検日のため休館 開館時間 午前10時〜午後6時 （入場は5時30分まで） 金曜日は午後8時まで （入場は7時30分まで） 会場 千葉市美術館 7階展示室 後援 中華人民共和国駐日本国大使館 入場料 一般　　　：1000　(800）円 大・高生　：700　(560）円 中・小生　：300　(240）円 ※（　）内料金は団体30人以上または前売り料金 ※10月18日・19日は千葉市民の日のため無料開放 千葉市美術館 公式ホームページ http://www.city.chiba.jp/art/

展示内容

御用雲龍紋青花磁軸洋毛筆 清時代	翡翠キリギリス白菜 清末	唐三彩駱駝 唐時代

企画趣旨

　中国天津といえば日本では「天津甘栗」「天津丼」のイメージがあります。栗は周辺の河北省産のものを天津の港から日本に出荷したためその名があり、天津甘栗は中国元時代から首都北京の外港として栄えた天津の都市としての性格を表しているといえます。天津丼は昭和初期に日本で名づけられた名称で、直接天津との関係はありませんが、天津の名が親しまれていたからこそのネーミングでしょう。

　そのような日本ともなじみの深い天津は、現在中国の特別市として北京、上海に次ぐ重要な都市となっています。北京市に隣接し渤海湾に面して位置する天津市は港湾都市として栄えるとともに工業も発展し日本企業も多く進出しています。千葉市は昭和61年（1986）以来友好都市として訪問団を派遣しあい、スポーツ交流などを通じて友好を深めてきました。両市が友好関係を更に深め、両市民が文化を理解しあうことを願って、このたび千葉市美術館では天津市芸術博物館所蔵の名品を紹介する展覧会を開催いたします。

　天津市芸術博物館は1957年に開館した、中国でも有数の歴史を誇る博物館です。そのコレクションは中国全土の歴代芸術作品と天津地方の民間芸術品5万件余りの作品を所蔵しています。所蔵品は中国古来の陶器、磁器、玉器、銅器、書、絵画、敦煌文書、文房具といった文物から、楊柳青で制作された年賀、泥人形、凧、紙細工といった天津周辺地域の民間芸術品までを網羅しています。質量ともに中国で最も優れた博物館の一つです。

　今回の展覧会は日本人にもなじみの深い書画の優品を中心に、陶器、磁器、玉器、工芸品、民間芸術の作品全100点を展示します。日本での天津市芸術博物館所蔵品の紹介は過去にも行われていますが、全貌を紹介する展覧会としては日本初となる記念的な展覧会です。

関連企画

●講演会
　10月18日（土）午後2時より（開場午後1時30分）
　千葉市美術館11階講堂にて
　講師　小川裕充（東京大学教授）
　『天津市芸術博物館の絵画』
　入場無料　先着150名様

●琵琶演奏会
　10月25日（土）午後2時より（開場午後1時30分）
　 千葉市美術館1階さや堂ホールにて
　出演者　中川鶴女・御室美佐子・横山聡子
　『琵琶のコスモロジー』
　入場無料　先着130名様（※入場券の半券が必要です。）

●ギャラリートーク
　10月23日（木）・10月30日（木）・11月6日（木）
　11月8日（土）・11月13日（木）・11月20日（木）
　午後2時に7階展示室入り口にお集まりください。

※詳しくは千葉市美術館の公式ホームページをご覧下さい。