2004年11月01日

30年前の蓮池の記憶

今の蓮池は、お座敷も減って芸者さんも少なくなりましたが、30年位前の蓮池は、結構多くの芸者さんが歩いていたと子どもの頃の記憶に残っています。

まず思いだすのは、とにかく「三味線の音」が日常にあったこと。
小学校が終わって、近所の友だちの家へ遊びに行こうと路地を歩いていると、三味線の音が聞こえてくるんです。2階あたりから。
黒い塀の向こう側は、見えませんでしたが、芸者さんが踊りの稽古をしていることは想像できました。

そして何よりも鮮明に記憶に残っているのが夕方です。
着飾ったお姐さん達が、歩いてお座敷に移動する姿です。
芸妓さん達の後ろ姿の「うなじ」と何とも表現できない「におい」
私にとっては、それが「蓮池」でした。

投稿者 kashi : 10:56 | コメント (31) | トラックバック (652)

2004年10月28日

当日の模様 その9 学生さん

女学生さんが和服で歩くというんで、集まったおじさま方もたくさんいたという噂。

そんな期待を裏切らない、きれいどころが揃ってました。
千葉大学のWi-CANの学生さんたちです。

一生懸命着付けてもらってます。

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そして、かっちょいい男子の方々。う~ん、男前!!IMGP2899.jpg

投稿者 sakura : 18:16 | コメント (6) | トラックバック (457)

当日の模様 その8 お座敷

こちらは、丸万会場での模様。落語の柳家右太楼さん。

若い方でびっくり!でも、とっても笑いました!

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投稿者 sakura : 18:13 | コメント (1) | トラックバック (580)

当日の模様 その7 お座敷

この日は、丸万寿司と舩場の広間を貸しきっておいしいお料理と演芸がお楽しみいただけました。

こちらは、舩場会場での模様。津軽三味線の紺谷英和さん、村松大さん、唄の吉野光子さん。

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投稿者 sakura : 18:08 | コメント (1) | トラックバック (325)

当日の模様 その6 手ぬぐい!

蓮池オリジナル手ぬぐい!!

手ぬぐいって、みなさんに喜ばれるんですよね、意外と。

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投稿者 sakura : 18:05 | コメント (1) | トラックバック (363)

当日の模様 その5 三味線流し

流していただきました。三味線流し。

商店街も練り歩いていただきました。

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投稿者 sakura : 18:00 | コメント (1) | トラックバック (1091)

当日の模様 その4 ベーゴマに興じる

同じくレトロ横丁の模様。ベーゴマでお楽しみいただきました。

昔強かった人も、そうでなかった人も、タイムスリップして楽しそう。

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投稿者 sakura : 17:57 | コメント (1) | トラックバック (468)

当日の模様 その3 紙芝居

レトロ横丁には、紙芝居が登場。
「紙芝居が始まるよ~」といいながら、鳴らしていたベルの音も雰囲気があってよかったです。

福引に当たったときに鳴らしてくれるようなベル。あんな感じ。

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投稿者 sakura : 17:54 | コメント (1) | トラックバック (582)

当日の模様 その2 昔懐かしレトロなポスター

昭和の雰囲気を楽しんでもらおうと、丸万寿司さん駐車場では、レトロ横丁が作り出されました。

昔懐かしい雰囲気いっぱいのポスターです。

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投稿者 sakura : 17:50 | コメント (1) | トラックバック (621)

当日の模様 その1 蓮池新聞

10月22日無事に蓮池まつりが開催されました。

当日は「蓮池新聞」なる新聞を作って、来場者にお渡ししました。
かなり素敵なものに仕上がったのです。

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投稿者 sakura : 17:44 | コメント (1) | トラックバック (634)

2004年10月22日

「第一回 蓮池まつり」を開催します!

蓮池界隈を会場に、「第一回 蓮池まつり」を開催することになりました!

日 時: 
平成16年10月22日 午後3時ごろ~10時

会場など詳しいことはこちらをご覧下さい。


  千葉に「蓮池」と云ふ花街あり
     あでな芸妓に三味の音
      艶と粋との出逢う路


 千葉市には花街として賑わう「蓮池」と呼ばれる一角がありました。現在も中心市街地に僅かながらその風情をとどめています。当時は三味線の音が聞こえ、芸者さんの行き交う姿が普通に見られる路地でした。あの頃は一般の人も、普段の生活着として和服を着ていたものです。

 『蓮池まつり』は、そんな時代の“路地の空気"を再現しようという試み。お座敷遊びのプチ体験や子供の路地裏の再現、屋台のあるレトロ空間など多彩なプログラムが予定されています。

 本企画は千葉県経営支援課の「平成16年度千葉県商店街地域連携モデル事業」の応募事業として、中央銀座商店街振興組合が実施するイヴェントで、地域の人々だけでなく千葉大学の学生らも参加しています。

投稿者 kashi : 08:05 | コメント (26) | トラックバック (681)

蓮池まつりのお楽しみ

<お座敷>
丸万と舩場のお座敷では、お気軽料金でお料理とお酒をお召し上がり戴けます。

<芸 能>
お座敷では落語・漫談・三味線などもお楽しみください。

<路 地>
ベーゴマや紙芝居、屋台など昭和のレトロ路地が展開されます。
流しの三味線が通れば、路地裏屋台で飲む酒も、旨さひとしお。

<蓮 ren>
お座敷の払いは、地域限定通貨「蓮 ren」でどうぞ。
両替は 10蓮=¥500です。

投稿者 kashi : 07:55 | コメント (1) | トラックバック (420)

「蓮池」とは

 蓮池は千葉市中央区中央3丁目(旧・吾妻町2丁目)です。現在の千葉銀座通りから、あずま通り(中央区役所の1本内側)のあたりまでの一帯が「はすいけ」と呼ばれていました。

 このあたりは葭川沿いの湿地の延長で、蓮の花の咲く池があり、周辺に料亭や割烹旅館などができたことから次第に「花街」として発達してきました。

 最も華やかだったのは昭和の前半ですが、戦後も千葉の政済界を動かす人々の集う街として、他の繁華街とはひと味ちがう貫禄を見せてきました。「蓮池できちんと遊べるようになれば一人前」といわれた、大人の街でもあります。

投稿者 kashi : 07:53 | コメント (1) | トラックバック (413)

蓮池まつり 開催までの経緯(いきさつ)

 千葉大学の学生が「文化をつくる」というテーマを掲げ、この地域でさまざまな活動を始めたのが2003年の春です。教育学部教授長田先生のご指導により「Wi-CANプロジェクト」が誕生し、地域とアートを結び付ける取り組みが行われてきました。

 ひとつの試みとして「蓮池かしこ祭」が行われたのは2003年秋です。他県出身の学生さんの目にも不思議な魅力のある街として映った蓮池の街を、地元の私たち自身が忘れかけ、諦めかけている、そのことに気づいたのが『蓮池まつり』のひとつのきっかけでした。

 あの賑わいを取り戻すことは困難でも、賑わいの記憶は、ぜひ多くの人に伝えていきたいと思います。花街の賑わいの奥には、芸能や季節の習慣など、失われつつある日本の文化や美点が隠されているからです。

投稿者 kashi : 07:45 | コメント (0) | トラックバック (1771)